豊富な湯量や施設の魅力、開国の地“下田”だからこそ出会える歴史ロマンの数々をお届けしていきたい〜蓮台寺温泉 清流荘様
蓮台寺温泉 清流荘
静岡
伊豆半島の南部、海と山に囲まれた自然豊かな景色が織りなす風景。エメラルドグリーンの海と白い砂浜に象徴される美しい景観を誇る港町、下田。
「ペリー来航の地」として知られ、日本の歴史の重要な1ページに刻印される歴史ロマンが詰まったこの場所は、まさに開国の舞台にふさわしく、あらゆる物事を大らかな心で受け入れる精神が根づいているといいます。
そんな下田の奥座敷とも言われる閑静な温泉街に佇む宿が、蓮台寺温泉 清流荘です。
静寂な樹林に包まれた、およそ二千坪の広大な園遊庭園を有する敷地には、源泉かけ流しの温泉、プール、サウナと豊富な施設があり、ゆったりとした広々としたスペースで、それぞれ思い思いのひとときを過ごすことができます。
今回は支配人の土屋様に、cocodakeを導入されることになった経緯や、今後の展望についてお話をお伺いいたしました。
コロナ禍を経て加速したDX化の波、さらに「いかに収益を上げるか?」という新たな課題に向き合う中で
最初のミーティングでcocodakeを導入された宿の事例を見せていただいたのですが、第一印象で「素敵なお宿ばかり」だと感じ、好印象を抱きました。
宿がお客様に伝えたいメッセージや世界観が、デジタルコンテンツを通じて魅力的に表現されていたので、うまく活用できれば今後、様々な広がりが期待できると感じました。
その後コロナがきたこともあってすぐには導入できなかったのですが、改めてお話を伺った時、サービスの内容がかなりブラッシュアップされていたことに、まず驚きましたね。
操作性、デザイン性、さらに情報のアップデートのしやすさなど、以前と比べて様々な点が改善されていたからです。
何もかもが止まってしまったコロナ禍では、今思えば、今後の宿のあり方について向き合い、深く考えるための時間だったと思います。
・人手不足をどう解消するか。
・スタッフにとって、少しでも負担のないオペレーションにするためには何をすべきか。
・やむを得ない外的要因によって、客足が遠のいた場合、収益をどのように上げていくのか。
様々な課題が噴出する中で、いよいよデジタルの活用を検討すべきタイミングがやってきたのだと思います。また、止まっていた時間の中で、飲食店をはじめ多くのサービス業で、D Xやデジタル化の波が一気に加速する流れも感じていました。
そういった状況の中で、人材不足の解消だけでなく、ペーパレスで手軽にインフォメーションを更新できたり、情報発信を通じて宿からのメッセージをお客様に届けられることなど、総合的に見て、cocodakeには多くの導入メリットがあると感じたんですね。
また、付帯収益を上げるという点で、体験Eコマースの仕組みを魅力的に感じたことも、導入を決める大きな要因の一つだったと思います。
その場限りのサービスではなく、お客様が帰宅された後も関係性を育んでいけることに、可能性を感じて
宿泊施設のDXサービスは様々なものがありますが、「体験Eコマース」のような仕組みは他にはないサービスだったこともあり、興味を惹かれました。
その背景にはやはり、コロナ禍によって宿を取りまく状況が様々に変化したことも大きかったと思います。
今後、コロナのような緊急事態が起こった万が一の場合を想定して、新たな収益源を今からでも準備し確保しておく必要があると感じたんです。
館内には売店がありますが、スペース的に置ききれない商品や本当はご紹介したくてもできないモノまで、ECであれば幅広い商品を扱うこともできるという点に惹かれました。
お話を聞いているうちに少しずつイメージが湧いてきて、「新しい取り組みにチャレンジしてみたい」という思いが湧いてきました。
また、体験Eコマースは基本的に宿泊中、お客様に宿にあるモノやコトを体験していただいて気に入ったらご購入いただける仕組みだと思いますが、お客様が帰宅された後も、リピート購入などができる仕組みがセットされていることも、魅力だと感じました。
その場限りで完結するという一過性のサービスとは異なり、お客様が実際に体験して購入するという一つのきっかけ=点が、その後、様々な形で繋がり広がっていくイメージができたことに可能性を感じました。
豊富な湯量に関するエピソード、また明治維新の舞台「下田」だからこそ感じられる、歴史ロマンの魅力をお届けしていきたい
cocodakeの運用は先日スタートしたばかりなので、日々試行錯誤しながらではありますが、お客様にお届けしたい情報は、実はたくさんあるんです。
たとえば、うちは源泉かけ流しの温泉で湯量がとても豊富で、一分間に一升瓶で約280本分もの天然のお湯が湧き出ているお湯自慢の宿なのですが、そういう話をお客様にお伝えしたくても、なかなかできる機会がありません。
また、お肌に優しい弱アルカリ性のお湯にゆっくり浸かっていただくことで体の芯から温まって健康・美容に良い効果が得られることや、その上質なお湯をプールにも使用していること。さらに源泉かけ流しの温度調整の難しさをどのように管理しているのかといった裏話まで、お伝えしたいことは盛りだくさんです。
お湯のことや日々のちょっとしたエピソードなど、HPには載せられないことも、デジタルであれば気軽に、かつ頻繁に届けられると思うので、発信後の変化が楽しみですね。
もう一つは「ペリー来航」で知られ、かつて開国の舞台となった下田という土地ならではの、歴史ロマンを感じていただけるような情報もお届けしていきたいと思っています。
たとえば、明治維新の立役者として知られる吉田松陰が、開国前に身を寄せていた場所があるのですが、この時、温泉治療をしていたのが清流荘の源泉とも同じ、蓮台寺のお湯であると言われているんです。
吉田松陰の他にも、下田は勝海舟や坂本龍馬といった幕末の志士、歴史上のヒーローと縁がある場所ですので、そんな土地の持つ力にも思いを馳せていただけるようなコンテンツも今後充実させていけたらいいですね。
これまで知らなかった新たな情報との出会いはまさに旅ならではの醍醐味で、その土地、宿を好きになるきっかけを提供できることになると思いますので。
滞在中の時間を目一杯楽しんでいただけるよう、情報発信を通じて新しい顧客体験をつくっていけたら
清流荘は敷地が広く、温泉をはじめプールにサウナと、様々な施設が多くあるので、滞在中の時間を目一杯楽しんでいただけるような情報をお届けしていきたいと思っています。
もちろん知らないまま滞在することもできますが、ふとした情報との出会いによって過ごし方の質が変わったり、楽しみ方の幅が広がる可能性はあると思います。
それらも含めて、情報発信は大事なおもてなしの一環だと考えています。スタッフにもサービスのプロとして、自発的に情報発信をしてもらえるような環境づくりをしていきたいですね。
体験Eコマースに関しては、地元の特産品、名産品を販売するだけでなく、ゆくゆくはサーフィン、スキューバダイビング、磯遊び体験など地元のマリンアクティビティの体験とうまく紐付けて、”下田らしさ“を伝えていけたら、という思いがあります。
そういえば最近、地方創生についてよく考えることがあるんです。
様々な課題に真剣に取り組むのであれば、まずは地域経済を回していく仕組みをつくることが大事であり、全てのベースにあるということを強く感じています。
その意味で、宿が新たな収益源を生み出すことは、自分たちにとってメリットがあるばかりでなく、地元に貢献することにも繋がると思っています。
だからこそ、宿の運営をもっと広い視野で捉えて、今できることから一歩ずつ地道に取り組んでいきたいと思っています。
【cocodake(ココダケ)お問合せはこちら】
〜蓮台寺温泉 清流荘のご紹介〜
▼蓮台寺温泉 清流荘
住所:静岡県下田市河内2-2
アクセス:伊豆急下田駅より車で8~10分 / 伊豆急行「蓮台寺駅」より徒歩5分、車2分