岐阜県の西濃地域にあり、雄大な山々に囲まれた自然豊かな土地にある、養老町。

その場所にある「滝元館 遊季の里」は、自然にただただ身を委ねてゆっくりとしたひと時を過ごす、「逗留」にふさわしく、ただ何もしない贅沢を心ゆくままに味わえるお宿です。

そうした場の魅力があるからこそなのでしょう。

「お部屋にこもってゆっくり過ごされる」方も多く、そのようなお客様に向けて客室内での時間をより豊かで記憶に残る時間にできないだろうか？と様々に思いを馳せる中で、cocodakeを知っていただきました。

今回はcocodakeの導入に至った経緯や今後の展開を楽しみにされている「体験Eコマース」について、滝元館 遊季の里の支配人、福島様にお話を伺いました。

業務効率化という目先の課題解決だけでなく、地域活性化にも取り組んでいける仕組みがあることにも、強く共感しました。

宿泊業界の「業務効率化」が課題になっている中で、館内のペーパーレス化を進めたいと考えていました。

当館は、客室が全11室の小さな宿ではありますが、それでも月ごとに全室で情報更新を行うのはそれなりのリソースも必要ですし、結構手間がかかるんですね。

そういう中で、ご縁をいただいたのがcocodakeです。

最初にお話しを伺った際に、「cocodakeを導入してくださるお宿をサポートさせていただくだけでなく、岐阜を一緒に盛り上げていきたい」と、代表の霜竹さんがおっしゃった言葉がとても嬉しく、心に響いたことを覚えています。

業務効率化という目先の課題解決だけでなく、その先には、宿を起点に地域全体を元気にしていきたいというビジョンがあるのだということを感じ取り、その想いに共感しました。

それから「体験Eコマース」のお話も魅力的で、実現のイメージが具体的にできたことも導入の大きな決め手になりました。

当館のある岐阜県養老郡は、良い意味で観光地化されておらず、手つかずの自然に囲まれた山奥にあるので、お部屋にこもってゆっくり過ごされる方や長期滞在でリフレッシュされるお客様が比較的多くいらっしゃるんです。

そういった「おこもり」のお客様にとって客室は大事なくつろぎの場ですし、同時に五感を通じてさまざまな体験ができる場でもあるので、体験Eコマースは当館にとって、まさに理想的なサービスであると、ピンとくるものがありました。

外国人のお客様もいらっしゃった時、ボタン操作一つで、日本語から英語に切り替わるようになったので、とても助かっています。

運用をスタートしてから嬉しかったのは、スタッフのみんなが喜んでくれたことです。

これには様々な理由があると思いますが、館内のご案内をペーパーレス化できたことで、外国人のお客様がいらした時のご案内漏れを回避できるようになったことも大きいと思います。

これまでは外国人のお客様がいらした時、客室のご案内も英語版に差し替える必要があったのですが、通常の日本語版のままお迎えする、ということが時々起こっていました。

cocodakeはタブレットを客室に備えておきさえすれば、紙のように都度差し替えの必要もなく、ボタン操作一つで日本語版から英語版に切り替えられるので、その点はすごくスムーズになったと感じています。

それから、これは個人的な感想になりますが、客室の印象が変わった感覚がありました。

部屋に置いてみた時のパッと見の印象が変わって、純粋にインテリアとしてもかっこいいなと。

言語のスムーズな切り替え、操作性、デザイン、どれをとっても良いと感じています。

当館は、「お料理目当て」のお客様も多いので、旬の食材の魅力や自慢の飛騨牛ブランドもしっかりと伝えていきたいと思います。

運用開始の段階では、まずは地元・養老町のことを知ってほしいという思いで近隣の名所「養老の滝」、それから有名なアートのテーマパークの「養老天命反転地」を主にご紹介していますが、これから様々なコンテンツを充実させていきたいと思っています。

とくに力を入れていきたいというところですと、やはりお料理のご紹介でしょうか。

当館には季節ごとに変わる食材を楽しみに足を運んでくださる、「お料理目当て」のリピーターのお客様が多いんです。

春はあらゆる種類の山菜が豊富ですし、川の幸では新鮮な鮎もあります。加えて、大人気の飛騨牛のコースですね！

岐阜県の食といえば「飛騨牛」と言われる方も多いと思いますが、実はここ養老町は昔から飛騨牛の加工が最も盛んに行われている土地でもあって、「どこよりも新鮮でクオリティの高い、極上の飛騨牛が安定的に手に入る」と、密かに自負しております（笑）。

そういうこともあり、当館のお料理では最高ランクのA5等級の飛騨牛を贅沢に使わせていただいております。

山菜や鮎は旬の時期のみのご提供となりますが、飛騨牛はオールシーズンでお楽しみいただけるので、そういった当館自慢のお料理を楽しみにされているお客様に、食材の魅力や季節感、料理人のこだわりが伝えられるような情報を発信していきたいと思います。

おこもりの客様にとって客室は重要な意味を持つので、空間で過ごすときがより豊かでリラックスできる体験を提供していきたいと思います。

まずはcoocdakeを運用開始して、おかげさまで業務効率化の良い流れができつつあるので、次は、体験Eコマースを本格的に始めていきたいと思っています。

先ほどもお話ししたように、当館には「おこもり」滞在のお客様が多くいらっしゃいます。だからこそ様々な体験の場である客室をうまく活用して、貴重な滞在時間がより豊かで特別なものになるようなモノを提供していけたらいいですね。

具体的には、香りにまつわるモノやインテリア、趣あるライトスタンドなどがあったら良いなと思います。

香りはやライトスタンドは、癒しとリラックス効果の面から、ゆったりとくつろげるシーンには欠かせないものだと思うので、お部屋に置いて楽しんでいただくには、ぴったりだと思うので。

それから、これはゆくゆくのお話にはなりますが、お部屋の中の家具や椅子、テーブルなどもお客様にご紹介できる流れができたら、と考えています。

これは実は私たち宿にとっても、ありがたいことでして。

というのも、椅子やテーブルなどの調度品は、良いモノを探そうと思っても、なかなか見つからないんですね。一から探すのもなかなかの手間ですし、館内の設えとの調和も考えなければならないので、一つ選ぶにしても案外色々なハードルを乗り越えなければなりません。

それから当館らしさという意味でも、できれば地元・岐阜県の作り手さんの家具を設えたいという思いがあるんですね。

でも、今後cocodakeの体験Eコマースのプラットフォームが成長して、商品が量、質ともにさらに充実していったら、プラットフォーム内で良いモノとの出会いがあるかもしれないですよね。

そうなったら私たちも助かりますし、宿を通じて地元を応援できるのですごく良い取り組みだなと思います。

今後の展開に期待しています。

【cocodake（ココダケ）お問合せはこちら】

〜宿泊施設のご紹介〜

▼滝元館 遊季の里

住所：岐阜県養老郡養老町養老公園１２９０−１６

アクセス：JR大垣駅（養老鉄道 大垣駅）より 車で10分

公式サイト：https://www.yukinosato.co.jp