「cocodake」導入企業様の声

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他にはない「体験Eコマース」機能が魅力! “cocodake”を活用して地域のエンジンに〜城崎温泉の活性化と新たな経済圏を構想

城崎温泉 小林屋

兵庫

和紙に包まれた客室や、土壁で仕上げたロビー、窯元からセレクトされた茶器など、日本の伝統文化の粋が設え、おもてなしと宿の全てに尽くされている、城崎温泉の名宿「小林屋」。

そんな歴史ある宿の11代目当主であり、現代美術家、茶道家としての顔をもつ永本冬森さんは、「宿は日本文化が凝縮された空間」であり、総合芸術を体感できる現代日本において稀少な場=ショールームであるとおっしゃいます。

そこで今回は永本さんに、”cocodake(ココダケ)”導入に至った経緯と活用事例、さらにおよそ100年ぶりに行った大規模な令和の大改修を経た今、小林屋と城崎温泉に賭ける想いを語っていただきました。

 

「体験Eコマース」機能のあるタブレットを探し求める中で出会った、“cocodake”

 

小林屋のリニューアルに合わせて、客室にも館内インフォメーションができるタブレットを導入したいと思い、さまざまなツールを探していた中で出会ったのが、cocodakeでした。

インフォメーション機能を備えたタブレットツールは昨今、ホテルや旅館で見かける機会も増えてきたので、それ自体はさほど珍しいものではないのかもしれません。

では、そのような中でなぜcocodakeを選んだかというと、「体験Eコマース」機能が内包されている、他にはないサービスだったからです。

 

小林屋では、宿泊を客室だけでなく、器や茶器、家具といった調度品までを含めて“総合的なおもてなし”と捉え、お客さまに最高の体験を提供することに重点を置いています。

その意味で、宿泊施設は日本文化が凝縮された空間であり、お客様が実際に見て、触れて、体感していただくための「ショールーム」としての機能を果たしていると考えています。

お客様の中に「いいな、欲しいな」という思いが生まれた瞬間に、その場でご購入いただける利便性を持ち、さらにお客様のお手元にダイレクトに届けられるという効率的なシステムはないだろうか?と、明確な目的をもってタブレットを探していた中で、cocodakeの情報にたどり着きました。

 

そこでお問い合わせをしたところ、すぐに代表の霜竹さんが対応してくださいました。

色々とご相談・お話しをする中で、新しい分野を開拓していこうとするパッション、さらに世界という広い視座から日本を俯瞰して見つめる姿勢など、互いに共通する部分が見えて意気投合したことも、導入の決め手となりました。

 

ここだけの、旬でクローズドな情報をリアルタイムでお届けできる点が、“付加価値”に。お客様に「小林屋を選んで本当によかった」と心から思っていただけたら

 

もともとの導入のきっかけであった体験Eコマースの方は、商品選定でしっかりと吟味したいという私自身の思いもあって、実はまだ本格的な実装には至っていません。

 

ただcocodakeのもう一つの大きな魅力、宿からの旬な情報をお客様にお届けするインフォメーション機能として、今はタブレットを最大限活用させてもらっています。

宿の公式情報はHPで発信すれば良いと思われる方もいるかも知れませんが、その時々の旬の情報やクローズドの情報をリアルタイムでお届けするとなると、HPでのご紹介はどうしても難しいケースが出てきてしまいます。

そんな時に、cocodakeはとても便利で役立っています。

 

たとえば、館内で突発的に行う「茶の湯」などのイベント情報だったり、旬の食材を使った一晩しか味わうことのできないメニューのご紹介だったり、地元のショップから届いたお得な情報など、半径1km未満のローカル情報をお届けすることができるので。

毎年11月上旬から3月までは、名物・松葉がにが美味しい季節。そんな旬の「蟹」情報もお届けしています。

 

古来受け継いできたヴィンテージの器に、城崎温泉ならではのこだわりの食材を凝縮したお料理。

 

そんな、今しかない旬の情報やここだけの情報をリアルタイムでアップできるのは、お客様にとっても、「小林屋を選んで良かった」とプレミアム感を感じていただけるポイントになると思っています。

 

館内インフォメーションについても、フロントのチェックイン時に詳しくお伝えしきれない小林屋の魅力もありますし、お客様ご自身のペースでゆっくりご覧いただけるのが良いですね。

 

今後、体験Eコマースの機能もうまく活用できるようになったら、館内メディアとして情報発信の内容もさらに充実していくと思うので、これからの展開が楽しみです。

 

 

宿は日本文化が凝縮された空間だからこそ、“本物の体験”をお届けしたい。そして名湯・城崎温泉のエンジンとなるべく、地域全体を活性化していきたい

 

小林屋は、平安時代以前から長く続く歴史ある温泉、城崎温泉の中心地にあります。

その中にあって、とくにコロナ以降は国内のお客様ばかりではなく、昨今は外国人のお客様も随分と増えてきました。

 

私が常に思い描いているのは、お客様に「日本だからこそ味わえる、本物の体験をお届けしたい」ということです。

私がもし外国人で日本に旅行に出かけるとしたら、日本でしか味わうことができない特別な体験がしたいですし、宿も「日本の”本物”を見たい」という観点で選ぶだろうと思うからです。

 

そうした思いもあって、リニューアル以前から障子や襖紙などは本物の和紙に張り替えていたのですが、この度の大規模リニューアルでは、床の間や壁面、さらにはテーブルや家具を丸ごと和紙素材で包み込むなど、もう一歩進んだよりアーティスティックな使い方をしています。

 

また、和紙だけでなく、器、装飾品に至るまで、小林屋ならではの美意識を細部にわたって表現したいという思いがあり、日々「本物とは何か?」を自問しながら館内を整えています。

そうした姿勢で宿をやっていると必ず、モノに対して深く興味を示してくださる方に出会うんですね。

 

たとえば「この和紙はどこの産地のもので、どのような歴史があるのですか?」といったご質問をいただくこともありますし、時には「実際に、この和紙がつくられている産地を訪れてみたいです」といったリクエストをいただくこともあります。

 

そんなふうにお客様と会話を重ねる中で、和紙や器の素晴らしさに感動して「これが欲しいのですが、どこで購入できるのでしょうか?」という方もいらっしゃるので、そんなお客様の声にお応えするためにも、cocodakeの体験Eコマースサービスを、一日も早く実現させたいと考えています。

さらにその先には、周辺の宿泊施設はもちろん、地元の産業やものづくり職人の方々とも力を合わせて、城崎温泉を地域全体で活性化していきたいという思いがありますね。

 

cocodakeの体験Eコマースのしくみが実装されて、宿を起点にモノが売れるしくみを作ることができれば、まさに三方よしの、循環型経済の理想的なモデルケースが生まれていくと思っているからです。

幸運なことに、城崎温泉には人と人とのつながりを大切にし、お互いが助け合える恵まれた環境が存在しています。一人ひとりが地域を支える存在であると同時に、共存共栄の精神が根付いており、どんな問題でもオープンに語り合える風土が築かれているのです。

 

そんな場所だからこそ、地域経済活性化のモデルケースとなれるよう、体験Eコマースの導入事例をしっかりと構築していきたいと思います。

 

              【取材に応じてくださった、小林屋の11代当主、永本冬森さん】

【cocodake(ココダケ)お問合せはこちら】

 

【お宿ご紹介】

〜小林屋 – 城崎温泉〜

住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島369

アクセス:JR城崎温泉駅から徒歩5分

公式サイト:https://kobayashiya.co.jp

 

城崎温泉の中心地にある、登録有形文化財の宿。小林屋の創業元禄期(1688-1704年)に初代、小林屋武右衛門が営む「小林屋」と、瀬戸物商の「せとや」が合併し現在の旅館を創業。長い歴史を重ね、現在は現代美術家、茶道家としても活躍する永本冬森氏が11代目当主を務めている。

おおよそ100年ぶりとなる小林屋の大規模改修(2021)では、サポーズ・デザイン・オフィスの設計監修により、構造や素材など、歴史的意匠を生かしつつ、現代的な快適さとデザイン性を兼ね備えた、大胆なイメージの刷新を狙ったリノベーションが実現した。

日本の”美”、日本の”本物”と出会える宿として、幅広い年代層のお客様、外国人のお客様から支持を集めている。

 

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《担当者より》

現代美術家として、詩人としても活躍されている館主の永本様は、長い海外生活で培われたグローバルな視点と、アーティストならではの豊かな感性、そしてバランス感覚で旅館業を無限の可能性を秘めた『アート』のように捉え、古き良きを大切にしながらも既存にとらわれない大胆かつ斬新な発想で小林屋様のイノベーションプロジェクトを推進されています。

この度、公式HPの企画・制作を含めた本プロジェクトのデジタル部門全般を弊社にお任せいただけたことを大変光栄に思っております。

今後は『cocodake』のご提供を通して永本様や他プロジェクトメンバーの皆様と一緒に、小林屋様、ひいては城崎温泉全体のデジタルによる情報発信力とおもてなし向上、そしてインバウンド旅行者対策向上に貢献させて頂きたく思っております。

 

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